L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

Slot car circuit

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大阪摂津市新在家にあるサッキーズ・コレクションズ大阪へ行ってきた。

(続き)

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土日のみの営業。

自宅から2時間近く電車を乗り継がなければならないことや

そこに集うマニアの人たちへの気後れから

これまでは TL やブログの画像をただ眺めるばかりだった。

それをこうして実際に行ってみることになったのは

このブログの存在が大きい。

物は試しというきっかけになった。

それに、東遊園地の記事の中で、

父のことをあれこれ考えた所為もあるのだが。

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上はスケーレックストリック  (SCALEXTRIC) の Ford Taurus。

NASCARセットに入っていた2台の内の1つ。

購入したのは、もう20年近く前のことになるのか。

かつてストックカーと呼ばれていたものが

ナスカーという名称で括られているのをその時に初めて知った。

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60年代のブームの終わり頃、休暇中の父がベニヤ板で

8の字型のサーキットコースを作ってくれた。

子供の玩具としては、レーシングカーのキットも

それを走らせるコースセットも高額に過ぎるという理由からだった。

Oゲージの鉄道模型用トランスに整流器を加えたものを作って

直流モーターを走らせる電源にしていたし、片づけるために

8の字のカーブの所と直線部分で分割できるようにもなっていた。

エンジニアの父にとっては簡単な工作だったのかもしれない。

しかし私が走らせていたのは、1/25 スケールのプリムス・フューリー。

ブーム最後になって表れたストックカーだった。

大きなアメリカ車をレースカーに改造したものだから

畳の上に置いた8の字コースでは面白みに欠けた。

少し探せば、近所にも、大きなコースを設置したレース場があったのだが、

行くことを厳しく禁じられていたし、あっという間にブームが去って、

外で走らせる機会はなくなった。

聞くところによれば、あまりにもマニアの世界になってしまって、

年少の新参者が気楽に楽しめるような雰囲気ではなかったようだ。

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この日、私は30分のお試し走行をさせてもらった。

ただし、上の本格的なジオラマコースでではなく、距離の短いサブコース。

ジオラマコースはスロットの幅が狭く、そこを走らせるためには

ガイドの厚みを薄く削っておく必要があるとのこと。

またメーカーの車体下部にはマグネットが装着されていて、

ジオラマコースを走らせる車は皆、マグネットの代わりに

ウェイトを取り付けているとのこと。

その方が実車を走らせる感覚に近いらしい。

今でもやはりマニアの世界だった。

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30分走らせただけだったが、何度もコースアウトして、

ひっくり返った車体を回収する際、

足元のコンクリートの床に、取り落としてしまった。

車体後部のエアロパーツには、ご覧のとおり、

ひび割れを拵えてしまった。

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ここが、もっと近い場所であるなら、

何度か通って、マニアの仲間に入るのだろうか。

大阪モノレール摂津駅のプラットホームで思いを巡らせていた。

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駅前で、こんな懐かしい人の像を見つけた。

砂川捨丸顕彰碑像。

過ぎてしまった時間を意識せずにはいられない。