L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

なんとなく

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(続き)

Sergey Yenanov
So Sad - Melodrama (Free Download)
https://soundcloud.com/melodrama-studio/so-sad

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2週間予報でも前日の予報でも雨。仕方なく後日延期とした撮影予定日の午後。
結局まとまった雨は降らなかった。


地下街でタイムサービスの生ビール。串カツ3本。麦湯割り。小鉢2つ。有線放送の昭和歌謡を聞き流していたら、なんとなく大丸山の坂道を上ってみたくなった。外に出て、雨が降っていたら、引き返して駅へ向かうつもりだったが、雲間には青空さえ覗いていた。上っ張りを脱いでリュックにしまい、歩き出した。


50年も経っているから何もかもが違うのは知っている。
小さなアーケードの市場が無くなり、川の近くの駄菓子屋も無い。小学校も高校も建て替えられていて、昔のままに見えるのは坂道の勾配だけだ。


私に曲がり角があったとしたら、この坂道のどこかだった_と思う。今の私は自ら選んだ道の向こうではなく、何もしないまま時間を過ごした成れの果て_そんな後悔も。

 

暗い画像ばかりSDカードには残っていたのだが、それでも色の美しさ、翳の濃さにスクロールを停めてみたものもあった。静かに沁みわたる音楽のような「色」や「華」を眺めて、残りの日々を生きる。