L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

空の色

月齢1.9~2.9

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(続き)

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日中、少し暖かくなって、夕暮れ、外を歩いてみることにした。

陽が落ちると、風は未だ冷たい。
こんな時間帯に歩くのはいつ以来か。夏の終わり、秋の初めぐらいまでの記憶しかない。
出来るだけ人が少ない場所を選んで歩く。視線はずっと空へ向けたまま。無くなってしまったコンビニエンスストアや暗くなっても灯りのつかない家のことをあれこれ考える。まだ新しい家なのに、そして2~3年くらい前までは、学校帰りの中・高校生が、玄関前のバスケットゴールにシュートを決めていたのに、もう住む人はいないようだ。
カーテンのない2階の窓から、空っぽの室内が垣間見える。何故か、赤外線センサーは稼働していて、人や車が近づくと、玄関ポーチの灯りだけが点る。表札も変わらない。

無くなってしまったコンビニエンスストアでペットボトルの緑茶を買ったことを思い出した。入院中の妻が、病院のお茶がおいしくないと溢していたからなのだが、ペットボトルと緑茶のティーバックも一緒に買って届けた。それが何年前のことだったか帰宅後に尋ねると、20年前だ_と云う。娘は未だ高校生だった。つい何年か前と思っていたのに、20年前とは_と驚くと、20年後は生きていない_と云われ、言葉を失った。

夕暮れの青い空が、ただ美しかった。朔から1~2日の月が西の空にあるのに気付き、翌日はカメラを持って出た。