L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

Before noon on a sunny day

Ships, ship models and buildings

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(続き)

AShamaluevMusic
Way
https://soundcloud.com/ashamaluevmusic/way

海が見たくなって、メリケンパークへ出かけた。
本格的な寒気の到来前、風もなく、快晴の一日だった。
メリケンパークへ行っても船を見ることは望めない。瀬戸内海航路の客船が無くなった今では港巡りの遊覧船を目にする程度。それでも出かける気になったのは、海洋博物館「神戸みなと物語」、鳥瞰図絵師青山大介氏のポスターに惹かれたのが大きい。
それと気分転換。

 

展示は絵画展ではなく、神戸港の歴史の振り返りがメイン。博物館の性格から考えれば、それで当然だったのだが、沈みがちな頭では考えが及ばなかった。館内にいる間、私の心を捉えたのは、博物館サイズの船舶模型の展示だった。1/8の縮尺模型ロドニー号の大きさに圧倒される。しかし、私の興味が民間の商船に向いていたのが意外だった。旧帝国海軍の戦艦や巡洋艦の1/200の模型、小西製作所の1/1250洋上模型も展示されていたのだが、カメラを向ける気にはなれなかった。これも以前の私からすれば別人のようだが、その変化の理由は何となく分かっている。言葉にはしないけれど。

 

突堤先端のオリエンタルホテル東側には観光船のルミナス神戸2が、西側には海技教育機構練習船・銀河丸が泊まっていた。どちらも大きな船とは言い難いが、それでも近くで見上げれば、乗り物と言うよりは建築物。船ならではの存在感が心地良い。撮影済みの画像を見なおすと、救命ボートを執拗に写しているのに気付く。それは海洋博物館の展示模型でも同様だった。

 

1958年のモノクロ映画「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」をテレビで見た子供のころからずっと船は沈むものだと思っている。あの海難事故を教訓として、乗員乗客の定員を超える救命ボートの設置義務が出来たそうだ。しかし飛行機は……。船が沈むように、飛行機は落ちる。そうなった場合の救命手立てが無いまま、格安航空券ばかり謳うのは、いったい誰のためなのか。

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