L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

Before noon on a sunny day

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(続き)

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野暮用が思いのほか早く片付いたこの日、見上げると白い雲に青い空が眩しかった。午後から崩れるとの予報だったが、阪神元町駅まで行ってみたくなった。煉瓦造りの神戸栄光教会のことが頭の中にあった。震災後の崩れた姿も、元どおりに再建された姿も。
ウォルター・ランバス博士由来の教会だということが関係するのかもしれない。私自身はキリスト者ではないものの、「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」というマタイによる福音書が心に沁みる。 

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教会近くの兵庫県公館にも初めて入ってみた。昼の休憩に入ったのか、イヤホンをした男性が椅子に独り座って目を閉じていた。関係者以外立ち入り禁止の箇所が多いのだが、勤めが近所で昼の休憩が許される職場であったなら、私もこの若い男性と同じように過ごしたはずだと思えてくる。何も話したくはない。昼のひと時、30分でも、そんな時間が持てたなら。
今さらながら考え込んでしまった。

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近くのブックカフェで少し遅い目の昼食にした。
中嶋清八ドールの私家版フォトブック "Akiko: Martian Black Canal" の寄贈先を探していたときに見つけた店。ワイアートギャラリーでの展示の際、「黒いドレスの少女」に対してコメントを寄せていたように記憶する。ウィスキーの飲める店を条件にしていたため諦めたのだが、今回行ってみて、書架に「水のゆくえ 舟越桂作品集」があるのに気づいた。この店をもっと早くに訪ねてみても良かったのかもしれない。私家版フォトブックを寄贈しようという思いは、もうなくなってしまったのだが。
いくらか美味しくできたとしても、我流の手料理なんぞを誰彼となく勧めて良いものではない。今はそんな気持ちになっている。