（続き）
このシリーズのおまけ。
撮影の途中で進呈した私家版フォトブック "Red Umbrella Story"。
今日の記事の前半は京セラドームのMcDonald's 店内。後半は天王寺駅構内の不思議な通路。
昨年の大晦日に編集を終え、正月休みが明けてから発注したもの。以前は２冊注文すると、送料がタダになるサービスがあったのだが、単価が値上げされるのと同時に、サービスもなくなった。お蔭で、１冊注文して、少しばかりの冷却期間が持てるようになった。
みさんに進呈したのは、最初の試作品。画像配列の順序や大きさを変更したものを自分用として後日発注した。どちらの版が正解なのか、答えは分からない。私のものには、お願いしてサインを入れてもらった。どちらも世界に１冊しかないものであることに変わりはない。
Only One だから価値があるとは思っていない。私のフォトブックはあくまでも自己満足のものでしかなく、多くの人の目に触れる必要もない。結婚記念のアルバムや卒業写真のように、関係ない人にとっては退屈なシロモノだ。
"Extra edition: books" で紹介した「L'Étranger 異邦人」は、このブログの記事５回分の文章も一緒に載せているが、今回の "Red Umbrella Story" は画像のみ。画像の配列もブログどおりではなく、思いつきのストーリーに従っている。それを文章化する気持ちは、この先もないし、開いてみる度に今でも少しずつ変わっている。
このフォトブックを見ていると、ブックトークをしてみたくなる。一緒に紹介する本は、やはり広瀬正の「マイナスゼロ」と C.L.Moore "Vintage Season" になるのかな…。一度もブックトークをした経験がないのに、そんなことを考えてしまうのは何故なのか。
最後の画像。どこかのページを開いてみてください＿とリクエストしたもの。このページが彼女の印象に残るページだったのかどうか。開いた理由を尋ねてみる勇気が私にはない。人前でのブックトークなど夢のまた夢だ。
