映画を観てきた。
(続き)
公開初日に行くことにした。
主演女優の美しさに惹かれたのが大きい。
不老不死がテーマ。中国系アメリカ人による原作。予め頭に入っていたのは、その程度。
だから、映画が始まって暫くは、失敗だったかなと思った。ディストピアの繁華街やコミュニティの風景には、正直、お腹一杯だという気分が強い。前半の見せ場の一つ_ボディワークスの「舞」も、一歩間違えれば滑稽に映るのではないかと思った。
しかし、途中から物語の中に引き込まれた。
学生時代によく耳にした SF マインドという語を久しぶりに思い出す。映画本編が始まる前に見せられたマーベルやディズニーの予告編にはない SF 的な思索が清々しい。
光溢れた風景に重ね合わせるようにして、幻を描くことも可能だ。
映画館を出た後、そんなことを思いながら、変わっていく三宮のスカイラインを見上げた。
それから遅めの昼食を摂る。
酒の提供が再開されていたが、一合を持て余した。
揚げ物が、もたれるように感じたのも体調の所為だったのか。
首をひねりながら帰宅。
伊豫田晃一 個展 〜 幻の書架 〜のDMが届いていた。
美しさに溜息が出た。
2ヶ月の会期を知って、東京行きの幻の旅を思い描いた。
パンフレット :映画『Arc アーク』
DM:伊豫田晃一 個展 〜 幻の書架 〜