L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

芝田町

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帰りがけ、少し遠回りして、梅田で降りた。

芝田町画廊、八太栄里個展「在りし日の標」を見るためだった。

(続き)

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阪急梅田駅西側の、この辺り、東側に比べると馴染みがない。

高い建物に挟まれた谷底のような通りには、光と影が混在していた。飲み屋が店を開けるにはまだ早い時間であるのに。

もう少し若ければ、店が開くのを待って、飲んで帰ったのかもしれない。

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近くにはレゴストアも。

店の中までは入らなかったが、ショーウィンドウにあった宝塚大劇場や京とれいん 雅洛には暫し見惚れてしまった。

まだ幼い時分の娘の誕生日に、レゴをプレゼントしたことを思い出す。

ジェームズ・キャメロンの映画「アビス」のヒロインのエピソードが頭にあったからだろう。映画よりも先に読んでいたノベライゼーションの人物造形にいたく感激した挙句、同じような魅力を持った大人になって欲しいと考えた。

父親の身勝手な夢に過ぎない。

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レゴに見惚れていた所為か、茶屋町口改札へ上る階段までもが、さっきのショーウィンドウの続きのディスプレイに見えた。

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個展は10日間の会期。私が行ったときには、もう残りは3日。

ネットギャラリーで目に留まった小品は既に売れてしまっていた。しかし、大きな作品は実際に行って、前にしてみなければ、その空気感を味わえない。

ありふれた風景の写実であるのに、何故かそうは見えない。その秘密の一端は会場で頂いたフライヤーの文章からも知ることができる。

帰りの電車の中で読んでいて少しばかり涙目になった。

画家の思いに圧倒されてしまった所為もあるのだが。

私は目先の美しさや心地良さばかり追いかけてきた_そんなことを思った。

note.com

ネットで読む方が文字が大きくて読みやすいのだが、フライヤーの小さな文字を苦労して読むと、何か秘密を授かった気分になる。

デジタルではなく、アナログの紙媒体に還るべきなのかもしれない_少し前から気になっていたことを思い出した。

「しんしんとうとう」を久しぶりに眺めてみようと思った。