(続き)
駅が好きだ。
以前は、そんなことなど思ってもみなかったのだが、この外出ブログを書くようになってから、駅が好きなのだと分かった。
どんな駅でも構わない。古い駅でも新しい駅でも。小さなローカル駅も新幹線の駅も。遠近法の消失点を容易く目にすることができるからなのか。
家で画像を眺めていると、なんだか、1920~30年頃の世界を考えてしまう。何もかもを呑み込んでしまうような厭な流れの中に居て、終末を見ているような気がしてくる。
カップ酒を持って駅のベンチに座り、一日中、プラットホームの屋根を見上げていたい。頭の中には、九州新幹線全線開業を祝う動画が流れていて、Maia Hirasawa - Boom! の心地良いリズムが甦る。
本当に、涙が零れてくる。