L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

Palais Idéal

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久しぶりの映画館。

前に、ここで観たのは「メアリーの総て」。昨年の12月。

今回は「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」。

(続き)

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今回も座席数 505 の4階アネックス。

美しい劇場で、ゆったり観ることができた。

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この空間は、いつか実現することを夢見ている妄想のポートレート撮影場所。

既に、SNSでいくつかの撮影例を目にしている。

それに加えて、神戸朝日新聞会館という嘗ての名称も懐かしい。

母に連れられて行ったディズニー映画の「眠れる森の美女」や「青きドナウ」、

1982年の「ブレードランナー」は妻と一緒に、昔のこの劇場で観ている。

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上はこの映画のパンフレット。

美しい映画だったのに、涙には困った。

本編が始まる前の予告「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」で、

能年玲奈さんが話しているのを見た時から

コトリンゴの「悲しくてやりきれない」を耳にした時から

既に涙目になっていたのだけれど。

映画の詳細は今なら公式ホームページで見ることができる。

https://cheval-movie.com/about.php

見終わって、街を歩きながら、

何故か脈絡もなく、 "Here’s To You " を歌う Joan Baez の声が甦った。

美しいものやそれに関わる人の一生の何もかもが儚くて、

何とかそれに抗いたいと思う怒りに似た気持ちを抱いていた。

Joan Baez 作詞の、始めから仕舞いまで繰り返される四行の歌詞が

私の心の中で繋がったのかもしれない。

Rest forever here in our hearts

私にとっては殆ど祈りの言葉だ。