L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

京町屋の光

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キンシ正宗・堀野記念館にて。

(続き)

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京都寺町二条下るのギャラリーK 。「斉藤和日本画展」を覗いた。

入ってみたら、受付にマダムがいらっしゃるだけ。

一人静かに作品を眺める幸せな時間を得た。

昨年5月のポルタギャラリー華での展示に比べると、小品が中心。

その中にあって「プロムナード」と題された作品は、少しばかり大きく、

作品の前に実際に立ってみて初めて感じる美しさがあった。

漆黒の闇に見えるところには小さな無数の煌き。

それが星空のようにも、或いは鬱蒼と茂った木の葉のようにも見えた。

記帳して帰ろうとすると、

もうすぐランチから戻られるはずなので、先生をお待ちになっては_と勧められた。

普段なら、お会いしても…と辞去するところなのだが、

昨年のことがあり、ご挨拶だけと思って待つことにした。

40分ばかりして戻られた斉藤先生に少しだけお話して、ギャラリーを出た。

予定では壬生寺参拝を考えていたが、まずは昼食。

その後、道端の表示板を見ると、然程遠からぬ場所にキンシ正宗記念館がある。

予定を変更。訪ねてみることにした。

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京都ハリストス正教会

この辺りをぶらぶら歩いても、なかなかキンシ正宗さんが見つからない。

地元の方と思しき人に何人も尋ねてみたのだが、知っているという人に出逢わない。

新聞配達の営業所ならと考えて教えを請うたが、

驚いたことに亀屋町という住所はあちらこちらにあるとのこと。

それで、どこそこ上る、下る_という表記になるらしい。

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さんざん迷って漸く辿り着くことができた。

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壬生寺のことは諦めて、この場所を愉しむことに気持ちを切り替えた。

(最後の、試飲のお楽しみに負けただけだが)

9月中頃、この二階を利用して、ドールイベントがあったのは知っていた。

なるほどなぁと思う光と翳に魅了される。

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特に、山本陽子さんのポスターの美しさと座布団の並ぶさまを眺めていたら、

中嶋清八ドールを置いてみたくて堪らない気持ちになった。

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たっぷり堪能して、お待ちかね、二種類の酒とクラフトビールを試飲させていただき、

酒三種類を購入した。

阪急電車に揺られながら、

あの町屋が近所なら_と何度も考えていた。