Stampsy "A little Time Travel, You know." と "歩いて歩いて" に関連して。
(続き)
移動の欲求を持ち合わせていない_普段、そう思っているのだが、家の中に閉じ籠っているのも、近所をただ歩くのも、ひどく厭なことに思えてきた。
どこか遠くへ、知らない場所へ行ってみたいと考える時、グーグルマップやストリートビューで辿った街並みを思い浮かべている。
今の生活とかけ離れた顔見知りのいない場所を希求するのは、厭離穢土欣求浄土(生きていたくない)と想うのと然して違いない気がしてきた。
京都の画像はつい最近のものだが、荒俣宏氏の展示を見詰めていて、18歳で見た東京の記憶が甦った。
大阪の画像も今年のものであるのに、50年以上も前のことを思い返してしまう。
会いたいと考える人の顔もいくつか。しかし仮令生きていたとしても、会いたいのは今のその人ではない。
I know that light is not for me...という The Outsider の一節を思い出して溜息をつくしかなかった。