(続き)
この世界の人たちには、私は見えないはずなのに、あなたは何者なのか。
そんな表情をしてくださいとお願いして撮影したシリーズ。
私の頭の中では、見えているのだから、落ち合うことになっていた仲間であり、約束のものを渡してもらえると考えていた_というような怨嗟も続くのだが、み(@she_is_423)さんにはそこまで話していない。それでも不審者を睨め付けるような怖い表情になっている。
おまけに妄想の世界では、何者かと問われて私は答えに窮してしまう。自分が何者であり、何故この場所にいるのか分からない。彼女が会うことになっていた人物だったのかもしれないが、何もかも失念してこの場所に立っている。確かに、ここは何処なのか。
カメラを覗き込んでいても、見えているのは別の世界のようだ。