L'Étranger 1911120

たまさかの外出記録として

the genius loci

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(続き)

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前日夜半からの嵐は朝になって回復する兆しを見せた。
この日在廊予定のイノウエ先生のお顔を50年ぶりに見てみたくなって外出を決める。梅田にそんなに早く着いても仕方がなく、阪神難波線を使って「京セラドーム大阪」まで足を延ばした。
ここが野球場であり、昨年は乃木坂のライブ会場として使用されたことを知ってはいても、足を運んだのは初めて。大人数の人出が予想される場所には基本的に寄りつかない。しかしイベントが催されていないときの巨大な空間は何とも魅力的だ。大勢の人が集まって一杯に埋め尽くすさまを想い描いてみるのは、恐竜が跋扈している太古の地球を想像するのと大差はない。時間的に近い分、多くの人々の息遣いや想いのようなものが、そこかしこに残っている気がする。それは何処か遠くから響く海鳴りに似ているのかもしれない。同じことが、広い道路や大きな駅にも当てはまる。想定された最大収容人数に達していない時間帯には、そこには何か別の物が代わりにいるのではないか。そして私自身はそんな幻の方に近い。
明るい日差しが出ていたのはほんの僅かな時間だったらしい。帰宅して知ったのだが、午前中には暴風警報が発令されていたとのこと。JRも阪急も時間通りには動いていなかった。
本当にいらっしゃるのかどうか気を揉んでいたイノウエ先生には無事お会いすることができた。どうぞ遊びに来てくださいと名刺まで頂くことに。恐懼感激の極みだった。